1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方 (PHP文庫)
posted with amazlet at 11.01.13
滝井 秀典
PHP研究所
売り上げランキング: 27171
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仕事で自社サイトの運用に関係しているので、こういう本はよく読む。アマゾンの書評では、賛否両論割れているが、この本で指摘されているエッセンス自体は、非常に役に立つ。
サイトで商売をする場合、多くの人が検索する需要が莫大な汎用キーワード(たとえば、「ダイエット」)を、検索やキーワード広告で上位表示させたければ、費用も莫大になるので、こうしたキーワードには大手企業しか参入できない。
しかし、少ない人しか検索しなくても、それに対する需要が大きい(購入意欲が強い)具体性のあるキーワードの場合(たとえば、「白湯ダイエット」)、上位表示させても費用は少なくても済み、個人でも短期間で巨額の利益を上げることができる。
単純化すると、検索エンジンにおけるキーワードの価値というのは、大体こんな感じで決まってくるのだが、本書はこうしたキーワードの費用対効果の基本的な考え方を教えてくれる。
そして、もっと単純化して言うと、現代社会では個々のキーワードには値段が付いている。そして、そこには純利益の高いものも低いものものあるし、さらに言えば、この価格は需給関係を反映した変動相場制で決まる。本書は、こうしたポイントを易しい事例を引いて教えてくれている。
書評では、言葉遣いに品がないとか、いろいろ書かれてしまっているが、本書のエッセンスは非常に役に立つ。文庫本だから、お買い得だ。