要旨
いろいろな知恵や情報に触れ、それを糧に新たな知的生産物をどのように作るかという、その方法・技術について述べている。情報やそれに関する所感をカードに書き込み、それを自由に組み合わせることで、新たな知的生産物を作る方法論が展開されている。レオナルド・ダ・ビンチが、身の回りに起きることを、いちいち全て日記に書く習慣があり、それがダ・ビンチの知的生産活動の基礎になっていたエピソードも紹介。
感想
IT化などが想定されていなかった時代に書かれた古典。カード式の方法は、今ならEvernoteを使って、かなり同じような形で再現できるのではないかと思った。ダ・ビンチのメモの習慣も大変参考になった。人間は、おもしろい思いつきをしても、それを驚くほど簡単に忘れてしまう。何を忘れたかも忘れてしまうから、その損失は計り知れない。少し経ったらもう一度読み返したい。